メタルフリーになることでどのようなメリットがあるのか

歯科で虫歯の治療をすると、穴の開いた歯を埋めるために銀色の詰め物をします。また虫歯の程度がひどい場合には歯に銀色のかぶせ物をする場合もあります。
銀の詰め物やかぶせ物は金銀パラジウム合金という金属で出来ており、強度が高く加工しやすい為に昔から歯科で治療に使われてきました。しかし口を開けると銀色は目立つので、見た目は良くありません。また金属が溶け出すために歯や歯茎が黒く染まることがあります。
さらにこの金銀パラジウム合金は健康被害を起こす場合があることがわかってきたため、歯医者によっては使用しない人も増えています。
金属アレルギーの人は口の中に金属が入っていることで体調を崩しやすくなります。またそういったアレルギーがない人も銀歯に含まれている金属が溶け出し唾液と一緒に飲み込んでしまうことで、アトピー性皮膚炎や掌蹠膿疱症などになる可能性があります。そればかりではなくイライラするようになったり頭痛や口内炎の原因にもなる事が報告されています。
このような金属を使わない治療方法をメタルフリー治療といいます。金属の代わりにセラミックやファイバー樹脂を使用する治療方法で、歯医者の間で推奨する人が増えています。
昔入れた銀歯を歯科でセラミックなどに変えたところ、80%~90%の人で体の不調が改善したという実験結果が出ているほどです。
またメタルフリー治療に使われているセラミックは白い色をしているので、銀色の歯のように目立つこともなく見た目も美しいというメリットもあります。
原因は良く分からないけど体調が良くないという人は一度歯医者に相談してメタルフリー治療を受けてみると、症状が改善する可能性があります。

2016.10.14
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