ファイバーコアとメタルコアの違い

酷い虫歯になると、歯に詰め物をするだけではカバー出来なくなるのでクラウンを被せる事になりますが、その土台となるのがファイバーコアやメタルコアです。

この2つのコアは使われている素材が異なるのですが、それにより様々な違いが生じます。
まずファイバーコアはファイバーグラスとポジットレジンという素材から出来ており、メタルコアは銀合金という素材から出来ています。
歯科ではファイバーコアは保険適用外、そしてメタルコアは保険適用の対象となっています。そのため前者は費用が歯科によって違うものの凡そ1万円前後・後者は保険適用で1000円以下となっているのです。
このようにまず、費用面で大きな違いがあると覚えておきましょう。

しかし、両者の違いはこれだけではありません。
ファイバーコアは、柔軟性がありメタルコアは非常に硬い性質でとなっています。これにより、メタルコアは歯根や歯が割れる可能性がファイバーコアと比べて非常に高くなるのです。
また、メタルコアの場合素材が銀合金のため人によっては金属アレルギーを発症するリスクもあります。
歯医者での治療後、体調が悪くなったり肌に湿疹が出来て治らないなどの症状がある場合は、メタルコアが影響している可能性もあります。
そしてメタルコアでは金属の色が透けたり、着色により歯茎が黒ずむ等というデメリットも考えられるのです。

一方、ファイバーコアにはこうしたメタルコアで起こりうるリスクやデメリットがありません。
そのため歯の為を考えるなら、歯医者ではファイバーコアを進められる事があるでしょう。
それは歯科の利益を考えてではなく、上記の様に費用が高くてもファイバーコアの方がメリットが高いからなのです。
クラウンを被せる場合は、両者の特徴を歯医者からしっかりと説明をしてもらった上で治療に臨むようにしましょう。

2016.10.13
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