親知らずは必ず抜かなければならないのか

最近の歯医者は親知らずを抜かない方向で治療を進める場合が多くなっているようです。以前ですと親知らずが生えてきたらほとんどの歯医者では抜歯を勧めていたようです。しかし、最近は、よほど親知らずにひどい虫歯ができて治療が思うようにできない場合や、親知らず自体が横に寝たような状態で歯茎に埋まっている場合、歯並びにも影響してくるような状況の時、ひどい炎症を起こしている時などのケースを除いては、そのまま親知らずを温存するようになっているのです。その理由として、親知らずも大切な歯の一部ですから、少しでも多くの歯を残して老後を迎えるようにし、自分の歯で食べ物を噛むことができるようにするという方針が、一般的な歯医者の考え方になってきているのです。

歯科医療は日々向上しているので親知らずに対する考え方も大きく変化してきているのです。親知らずを温存することは、メリットが大きいということがわかってきたのだということでしょう。歯医者によっては、いまだに昔ながらの親知らず抜歯推進派の先生もいるようですが、これからは、ますます親知らずは抜かないというのが当たり前の考え方になってくるでしょう。

特に若い歯医者は、最新歯科治療を学んできているので、どんどん新しい歯科医療の指針を積極的に取り入れて親知らずの治療を行っていくはずですから、親知らずの治療で悩んでいる患者さんは、なるべく若い世代の歯医者を選ぶと最新の治療が受けられるかもしれません。

2016.10.04
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